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マアルは、日本オーガニックコットン流通機構という
「オーガニックコットンの普及活動と純正なオーガニック製品を消費者の皆様へお届けできるよう認定の活動をしている」NPO団体の賛助会員です。

つい先日、そこから配信されるメールマガジンを読んで、とてもショックを受けました。

世界中の児童労働者数は、
様々な団体の支援などで減少の一途を辿っていると聞いていました。
(それでもまだまだとてつもない人数ではあるけれど)
それが、2016年の1億5160万人から、昨年一気に膨れて、1億6000万人を超えたそうです。

新型コロナウイルスの感染拡大で大混乱に陥った経済の影響などが考えられるとのこと。。

ユニセフが発表した6月の記事を読むと、
この先もっと多くの子ども達が児童労働に巻き込まれる
シュミレーションが発表されたとあります。。
https://www.unicef.or.jp/news/2021/0119.html


国連が定めた「児童労働」とは、「18歳の子供が、心身の健康的な成長を妨害され、危険・有害な状況で違法に働かされること」を指します。

児童労働の70%は農林水産業、中でも「コットン」やカカオ、コーヒー豆の栽培に従事する数はとても多いと言われています。
さて「コットン」です。

インドでは、
コットンの種作りに関わる農家で働く児童数だけでも、40万人以上。
わずか5歳でも炎天下の畑に入り、腰を曲げての作業に成長障害や、農薬被害で倒れる(死亡する)子が後を絶ちません。。


オーガニックコットンの認証基準の中には、
人権を守るための基準が含まれていて、児童労働を許さない規定になっています。

1枚目の写真は、私が撮影したインドのbioReプロジェクト(マアルの肌着で一番使っているフェアトレードプロジェクト)で働く生産者のご家族です。
年に1度開かれる、クライアントがオーガニックコットン農園や研究所を見に行けるオープンディに参加させてもらったのですが、
子ども達は、「僕のお父さんの仕事はすごいんだ」と誇らしげに、
このオープンデイに参加し私たちを迎えてくれました。

このプロジェクトでは、農家の子ども達が無償で学校で学べるシステムになっています。
いくつかの学校を見学させてもらいましたが、
学べることが当たり前ではないと、子ども達はよく知っているのでしょうか、、
先生の言葉を聞き漏らすまいと、本当に真剣に勉強する姿がありました。
(この時のレポートはマアルの「つたえたいこと」欄 「ippo 「ワタから糸へ編」」をご覧ください)


オーガニックコットンを使う人が増え、栽培農家が増えるということは、
児童労働が減っていくことに繋がっていくと
今回、この投稿を整理しながら改めて感じています。

小さな肌着の会社で、オーガニックコットンの使用量も知れていますが、
皆様が気に入って、「気持ちいい」と繰り返し長く使ってくださることが、
児童労働を減らすことに繋がっているという感謝をお伝えしたいのと、

日頃の買い物という選択が、児童労働にまで深く、密接に繋がっているということを、
消費者である私たちは、
耳も、心も、痛いけれど、
でも知っておかなくては。と書きました。

だけど、ここまで書いておいて、なんなのですが、
私が思う理想は、
しかめっ面して商品を選ぶんじゃなくて、
気持ちいい!おいしい!わくわくする!から手が伸びたものが、
実は、遡ったらとっても気持ちのいい流れで生まれていたものだった!
それが最高。

マアルは、それを目指して肌着を作っています。

けれども、あえて、今夜これを書いたのは、
児童労働者の数がまた増え始めたから。。。

自分にできることをまずしなくちゃ!と思い、
日本で児童労働撤廃運動を推進しているACEというNGOの国際的な組織に
http://teppai2021.acejapan.org/
児童労働をなくすために頑張るというコミットメントを表明した上で、
今回の投稿をした次第です。

私にできることは、
気持ちいい!と皆様が喜んでくださり、
巡りが良くなるオーガニックコットンの肌着をご提供していくこと。