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【 今日は世界フェアトレードデイ 】

毎年第2土曜は世界中でフェアトレードを知ってもらう日として
1995年にWFTO(世界フェアトレード連盟)が発端となりスタート。
今や世界中のフェアトレード組織や生産者組織を中心にイベントやキャンペーンが行われています。

マアルも5月は、マアルと関わるフェアトレードについてお伝えすると共に、
店舗でTHE TRUE COSTの上映会をするなど「これからの衣料」についてお客様と一緒により考える場を持つようにしています。

毎日肌につけるもの、肌着、服を「使い捨てる消耗品」としてではなく「誰かの手で作られたもの」と捉えると、
購入する時点から価格も、使い方も、捨て方まで変わってくるのではないでしょうか。

その「誰か」の存在がわかると、まして身近な人だとより一層愛着も湧くものだなぁと、
そういう衣類を日々身につけるようになってより一層実感しています。

マアルは
原材料のオーガニックコットンの生産、糸、布、染め・加工、縫製、検品、パッキング、販売 こういう流れでお客様の手元に渡るわけですが、

もちろん、その全てに「人」が関わっています。
「人」にはその仕事で生計を立てている、家族がいる、様々な背景が繋がっています。

そのことを忘れないこと、が、「フェアトレード」じゃないかなと私は思っています。

もちろん、自分も含め、使えるお金は限られています。
だったら、何を、どこに、どんな風に使うか。

bioReプロジェクトは女性が仕事を身につけられるよう支援もしています。2017.11櫻木撮影

農薬被害で苦しむコットン生産者に、来年の種と農薬が買えないほどのお金しか渡さない状況で買い取ったコットンを使うのか、
対価を支払うだけでなく、総合的に持続可能にするために村に井戸を掘り、子ども達の学校を作り、医療バスを村に寄付し、無農薬で安定した綿の生産ができるよう土やタネの研究も熱心なプロジェクトのもと、栽培されたコットンを使うのか。

衣料だけのことじゃないですね、環境やゴミ、何もかも、
巡り巡って
自分たちに返ってくる気がしてなりません。

bioReプロジェクト 医療バス 2017.11櫻木撮影

4年前、インドのbioReプロジェクトの農園にお邪魔した時、
農家の方々も、その家族も、研究している学者の方々も、とてもとても熱心で、誇らしげに日頃の自分達の取り組みを私たちに説明してくださいました。
(その様子はippo vol10 綿から糸へをご覧ください https://marru.net/blog/ippo10/

マアルの肌着が「気持ちいい」のは、源にこの方々がいてこそ、です。
そして、みなさまがお求めいただくことで、それを支えてくださっています。

「マアルのパンツ気持ちいいー、痒くないー、冷えが違うー」とリピートしてくださることが、
くるくる繋がって原料の生産者の方々の暮らしも支えていること、
とっても嬉しい流れだなと思っています。