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こんにちは、マサムネです。
マアルではこの春から「マアルの自由研究」と名付けて生地の生分解実験をはじめました!

※生分解って?
微生物の消費活動によって物質が分解され、自然に還るということ。
バクテリアや菌類などの微生物などによって、有機化合物が水や二酸化炭素といった無機物に分解されること。

この自由研究、実は昨年の9月にマアルの生地を作っていただいている和歌山県のある工場さんで、色々な種類の生地をつなげ土に埋めた生分解実験の展示を見せていただいてからマアルの生地でもやってみよう!と構想が始まりました。

マアルのパンツは生地もレースもオーガニックコットンだし土に還るはず!
その様子を実際に見ていこうというのがこの実験です。

同時に、オーガニックコットンではない一般的な綿や化学繊維の生地なども一緒に埋めて観察していきます。
生地によって分解のスピードに変化が見られるのでは?と思っています・・・!

どうかうまくいきますように!

自由研究メンバーは櫻木、縫製スタッフn、私の3人です。

今回は実験開始までの様子をお伝えします(^^)

実験場所・方法

マアルの事務所、ショールームのある浜本ビルの屋上にプランターを設置し、「花、野菜の培養土」の中に生地を埋めます。
あとは太陽や雨、四季の流れにおまかせして、生地がどう変化していくかを30日ごとにプランター1つを掘り返して観察していきます!

まずは準備。
櫻木と私で特注の木製プランター(まぁまぁ重い)&土125リットルを屋上に運ぶところからスタートです。


エレベーターで7階まで上がり、7階から8階の屋上までは階段です。
確か階段を6、7往復くらい。
重いけど意外と運べる!あと少し~!とどうにか屋上まで運びます。


おお~!並べたらいい感じです♪

日当たりも問題ないし、すくすくと生分解(?)してくれることでしょう!


2人で息を整えつつ、次はこちらの土をプランターへ。
(底にはマアルスタッフにお願いして集めた玉ねぎネットを敷いてみました)


じゃーんっ!実験スタート!みたいな写真ですが、まだなにも埋めてません。

でもなおさんと私、よく頑張りました~!
縫製スタッフnと一緒に生地の準備をしてからまた来ます◎

実験に使用する生地の種類  

【マアルで使用しているオーガニックコットン生地】( )は使用している主な商品

・ニット生成り(新月ショーツ生成りなど)
・ニット反応染料染め(berry新月ショーツなど)
・布帛生成り(ギフト袋など)
・布帛OC85% 麻15%(太陽パンツ紺無地)

【一般的な綿や化学繊維の生地】
・綿100%
・レーヨン100%
・ポリエステル100%
・ポリエステル65% 綿35%


マアルの商品に使われるオーガニックコットンと、手芸屋さんで購入した8種類の生地を7センチ四方に切ります。
さすが縫製スタッフのn!手際よく、無駄が出ないように印をつけてどんどんカットしていきます。(頼もしい~!)

準備が出来たのでもう一度、屋上に参りましょう!


特注のプランターなのでぴったり・・・!

左に新月ショーツ生成り(レース不良のもの)

上段左から、ポリエステル100%→ポリエステル65% 綿35%→綿100%→レーヨン100%

下段左から、ニット生成り→ニット反応染料染め→布帛生成り→布帛OC85% 麻15%


こちらは撮影風景。
影が入らないように頑張って足を広げ撮影に挑むスタッフn、を面白がって撮影している私、を撮っているなおさんです。

やっと準備も最終段階!手分けして優しく土をかけていきます。

次に掘り返すのは30日後。
「全然変化なかったらどうする?笑」「鳥が運んできて何かの芽が生えてくるかも!」
そんなことを話しながらラストスパートです・・・!


そして、準備完了しました~!!

これでやっと自由研究、スタートです!
はたしてマアルのパンツは土に還っていくのか!?
天然繊維と化学繊維の生分解の違いも注目です。
私たちもどうなるのかドキドキですが、過程をリポートしていきますのでどうぞお付き合いください◎