マアルシネマの上映会「難民キャンプで暮らしてみたら」とアレッポの石鹸太田さんのお話会、
今年もたくさんの方々がご参加くださいました。
ご来場のかたのうち半分は昨年に引き続きのご参加。
今年初めてご参加された方々も、「もっと聞きたい」「来年また広島へ来てください!」の声が相次ぎました。
アンケートから(一部抜粋)
・自分に何ができるかわからないが、まずは隣人を大切に、の精神で日々生活していきたい
・知らない世界をアレッポの石鹸を通じて知ることができました。
・「難民」といっても一人一人の物語があることに改めて気づかされました
・遠い国、の話でしたが、今回の会で興味を持つことができてよかったです。
まだまだ紛争の最中にあるシリア。
ウクライナとロシアの話はテレビに出ても、
なかなかシリアの話は意識しないと目にしない昨今。
昨年はシリアに残って市民を守るホワイトヘルメットと呼ばれる消防団のような活動をしている人たちのドキュメンタリー、
今年は、シリアを離れ、近隣の受け入れ国のキャンプに身を寄せている人たちのドキュメンタリー。
両方観ることで、また、ひとつ、視野が広がった気がします。
いろんな歴史、背景、地理、政治、知らないことがあまりに多すぎて、
また複雑に絡み合っていて、
昨年同様、頭と感情がパンク気味になりかけながらも
しっかりとわかりやすくスライドを使って状況をご説明してくださることで助けられ、それに何より、太田さんのエンジェルのような笑顔に安心しながら、
脳みそフル回転でお聞きしました。
やっぱりこのお話会は、太田さんにしか語れないこと。
太田さんから語られることだから、
広島の皆さんにぜひ聞いてほしいと思ったんだ、と
次回への想いを新たにしました。
遠い国のことだけど、自分の日頃の生活から繋げて考えることもたくさんあるし、何ができるか、今、何を自分は意識して、何を大切に暮らすのか、ということも見えてきます。
太田さんのお話を聞いた後では、
アレッポの石鹸のこのアラビア語のスタンプまでとても愛おしくなります。
紛争が続く中、工場が爆撃されて避難地で石鹸作りをしていらっしゃいましたが、とうとう今年、シリアの工場を直して復活されたそうです!
どうかもう、紛争が終わり、二度と爆撃されないことを願うばかりです。
そしてそれは、世界中に起きている戦争や紛争下にも願うこと。
全然まとまらなくてごめんなさい。
この世界中で起きている内紛や、侵略、戦争、自然災害によって人間的な暮らしができなくなった地で支援活動を続けていらっしゃるNGO法人「パルシック」さんに、本日、ご参加の皆様からお預かりしていたお金を入金させていただきましたのでここにご報告します。
今回のお話会の参加費は、あらかじめお伝えしていましたとおり、
おひとりあたり1,000円の寄付が含まれておりました。
今回13名のご参加でしたので13,000円、そしてマアルから3,000円
合計で16,000円の寄付を振り込みました。