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5月からスタートしたマアルシネマ。

ファッション業界の裏側に迫った「THE TRUE COST」と、
海洋プラスチック問題を取り上げた「プラスチックの海」を上映しました。

上映会の様子

このような状況下なので少人数制に。
ゆったりとした空間で、ご参加いただいた方々と有意義な時間を過ごすことができました。

貧困や環境にまつわる様々な問題。
知識として知っていても、実際に映像で観ると、言葉では言い表せない様々な感情が込み上げてきますね。
今このブログを書いているワタナベ自身、映画を観た後はショックと無力感が押し寄せてきました。

でも、アンケートにお答えくださった皆さまのお声を拝見して、
同じような気持ちの方々がいらっしゃり、それでも自分にできることに取り組もうとされていて、
一緒にこの映画を観れたことがとても心強く感じられました。

そんな、上映後のアンケートでお聞かせいただいたみなさまのお声や感想を共有させていただきます。

THE TRUE COST

アンケート結果で印象的だったのは “ 衣料品を購入する際の理由 ” 。
「今まで」と「これから」で、意識ががらりと変わったのが見て取れました。

「価格」と「生産者」に大きな変化がありました。

映画のご感想

以前から「気に入ったものをずっと長く着る」をモットーに洋服を買っていましたが、
やはり安いもの(ファストファッション)に目が行くこともありました。
使う責任や買う責任(買わない責任)、フェアトレードであるかなどを考えて購入したいと思います。

すぐにたくさんの言葉が出ないけれど、家族や大切な友達と、共有したいと思いました。
モノを買う行為に対して、感じたこの感覚を忘れたくないです。
家族にこの映画を説明することを時々頭に浮かべながら見ました。(自分の言葉にできるかな…と)

「人を物として扱ってはいけない」それを痛感する映画でした。
フェアトレードという言葉自体理解していたつもりだったが、実際に映像を見てよく分かりました。
必要なものを必要なだけ、正当なシステムで…そんな世の中になってほしいかな。

生産国(作り手)が搾取されているというのは、服だけでなくコーヒー豆など食物でもあるとなんとなくは知っていましたが、
ファストファッションで大量にゴミとなり、それが何十年もそのままで、環境問題になっていることが知れて良かったです。
生産国の利益もきちんと出るよう、私はどうしていけばいいのか考えていこうと思います。

ひとつひとつの問題はぼんやりと知ってはいたものの、それらが全てつながっているとは知りませんでした。
また、知らなかったことも沢山。何度も見て、深く理解していきたいと思いました。
知らない方も多いと思います。
それぞれの生活や事情もある中で、全てを変えることは難しいと思いますが、
せめて「知った上で選択をする」ことのできる社会であってほしいと思いました。。

プラスチックの海

“ 同じ商品が幾つか並んで販売されている場合の購入理由 ” という質問、
こちらも「今まで」と「これから」で大きな変化が。

また“ 脱プラに関することで、すでに実行されていること ” という質問では、
多くの方が「マイバッグやマイボトルを持参している」とお答えくださいました。
そのほか、ぜひ参考にさせていただきたいアクションをご紹介します。

■スポンジや歯ブラシなど、日常の消耗品は麻や竹など自然素材のものを使う
■ マイクロビーズ、ナノ製品は買わない
■ 野菜を農家さんから直接購入する
■ ビーチクリーンをしています
※江田島でビーチクリーンをされています。チェックしてみてくださいね。
インスタグラム(@shizue_tsunaguen)

映画のご感想

ゴミをゴミ箱に捨てることで何となく自分の手元から無くなってすっきりしている自分がいましたが、
映画を観て、今までどれだけのプラスチックを自分が捨ててきたんだろうか、
自分の捨てたものの行方を考えるとゾッとしてしまいました。
スーパーで売られている野菜など、ほとんどがビニールで包装されていますが、
この映画を忘れないように、自分で出来ることからコツコツ続けていきたいと思いました。

人間は、あくまで一生物であって、地球上に住む生物たちと地球上の財産を平等に分け合うことが必要だと思う。
地球は人間だけのものではないと思った。

ショックな内容ですが、自分の生活を変えながらあきらめずに一人ひとりが行動を起こすことで社会も変わっていくと信じたいです。
とにかくプラスチックはもちろん、どんな素材も使い捨てをやめる、減らす、循環させることが大事だと思いました。

あんなに酷いことになっている事、人間の便利さのために地球がボロボロになっている事、
魚や鳥の胃にたまったプラスチック…ショックが大きすぎました。
自分も使っているプラスチック、ゴミ、できるだけ脱プラにするように生活したい。
とりあえずこの映画を観れたことに感謝し、忘れず、まわりの友人にもすすめたい。
自分も忘れずできる事をやっていきたいです。

幼稚園の母親の集まりでプラスチックを考えることがあり、各家庭で出る量を量ってみたりしたけれど、
多くの人が「各家庭でできることには限界がある。沢山生み出す大きな企業に頑張ってもらわないと難しい…」という声でした。
でも今日の映画で、プラスチックのものを手にしない、買わない人が増える、増やすことはひとりからでもできるし、
少しずつでも手にしない人が増えることで、企業への訴えに繋がればなぁと力が湧きました!


マアルシネマでは、頻度を増やして、さまざまな映画を上映していく予定です。
さっそく次回の上映も決定しています!

次回も 「THE TRUE COST」 「プラスチックの海」の2本を。
この映画は、よりたくさんの方々に観ていただきたいと思っています。
前回観れなかった方はもちろん、もう一度観たいという方も、ぜひご参加ください。

THE TRUE COST

日時:7月9日(金)18:30開場 / 19:30上映開始(21:30頃まで)
詳細はこちら≫

プラスチックの海

日時:7月22日(木)10:00開場 / 10:15上映開始(12:00頃まで)
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