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「春を待つ」。
このタイトルに記憶があるかたは、2016年からマアルとお付き合いくださっている方かもしれません。
ちょうど5年前の立春に限定で発売した、「春を待つ」満月パンツ。

伝統工芸の「型染め」というとても手のかかる手法でオーガニックコットンへ丁寧に絵柄を染め、
限定商品として発売しました。

大分県で型染めをしているよつめ染布舎さんの「春を待つ」という絵柄にインスピレーションを受け、
物語を添えた肌着が、
果たしてマアルのお客様に受け入れていただけるのか、

本当に緊張しながら迎えた2016立春でした。





マアルのパンツは、締め付けがなく、リンパ液や血液の流れを押さえつけないため、
どんどん巡りが良くなります。
「滞らない」体になると、
踏み出す勇気が湧いてきます。

そのパンツに、この絵です。


「春を待つ」という絵柄は、
よし!と動き出す、誰かのきっかけになるんじゃないか。

そんな気持ちもありました。

そして発売後。

ゆっくり、ゆっくりと手に渡っていった「春を待つ 満月パンツ」をお求めくださったお客様方から、
1通、また1通と、感謝のお手紙やメールをいただいたのです。
中には様々なご事情や、ご心境が綴られていました。

あれから5年。

マアル5周年のときには、10周年を迎えられるなんて想像もしておりませんでした。
10周年を迎え、見渡してみると、
なんという暖かい、気持ちのいいつながりの中に存在できていることか。

今までいろんな、勇気のいる決断をしてきました。
踏み出す勇気、を持ってよかった。

2021年の立春がもうすぐやってきます。
改めて、「春を待つ」に添えたものがたりを読んでいると、
まさに今、この時代に、とても響くものがあるから不思議です。

今回は満月パンツだけでなく、
この布をたっぷりと使った贅沢なショールも数量限定(一桁です)用意しました。

絵本から出てきたような。国東半島のよつめ染布舎さん、2度遊びに行きました。

特設ページと、
よつめ染布舎さんの染め工程のご紹介をぜひゆっくりとご覧いただきたいのですが、
もう、本当に、圧巻です。

絵柄のテキスタイル、プリントしてしまえば一瞬です。

だけれども、もち米を炊いて、ぬかや塩と混ぜて糊を作るところから始めるこの手法、
いや、その前に型紙を作る作業も、
絶やしてはならないと思います。
本当にすごいんです!
道具や、型から、美しさを備えていると思いました。

染め上がった1枚1枚のわずかな違い、滲み、光の入り具合。

先日、雪の中でこの布を撮影し、ため息しか出ませんでした。
美しくて美しくて。

5年前のわたしの「春を待つ」の感想は
この絵が好きだなぁ、すごいなぁ、はありましたが、
「美しいなぁ」と、感じたかなぁ。

5年分の年齢を重ね、状況や見る目も変わったでしょうし、
小野さんも、同じ絵柄でも染め具合が違っていることでしょう。

そして、箱。

これも、5年前にデザイナーの矢吹菜美さんが考案し、NEWLITEPRESSさんが1つ1つ、大変上質な紙で作ってくださったものを
新たに復刻しました。

ガーゼの生地が箱にひっかからないよう、内側の仕様も丁寧に滑らかに。
そして、パンツやショールの中身を取り出したあとも、「春を待つ箱」が在ることで、
その時の気持ちを思い出せるようにとの想いが込められています。
(この箱だけで1時間語れるくらいの凄さなんです。。お楽しみにしてください)

お伝えしたいことがたくさんある「春を待つ」。


2016年にはブログで、プロローグから発売後まで6投稿しています。
お時間頂戴しますが、このプロローグから読み進めていただけると嬉しいです。

2016年1月29日 blog 「春を待つ プロローグ」
https://marrublog.exblog.jp/22828945/

さあ、2021年の立春がやってきました。
今年は、いつもより1日早い、といっても23:59分に立春に入るらしいので、
たった1分だけ早い、2月3日の立春。


「春を待つ」特設ページ
https://marru.net/blog/waitingforspring2021/

2月3日(水)夜8時にカートが開きます。