肌着と睡眠の深い関係
気持ちよく、ぐっすり眠るために — 睡眠の質と肌着の知られざる関係と7つのヒント

「最近、夜中に何度も目が覚める」
「朝起きても疲れが残っている」
「眠れているはずなのにスッキリしない」
そんなお悩み、ありませんか?
特にホルモンのバランスが乱れ始めるお年頃のあたりから、眠りの質が落ちたと感じる方が増える傾向があります。
日々のストレスや生活習慣、年齢とともに変化する体調など、眠りの不調の原因はさまざまですが、意外と見落とされがちなのが「肌着」の影響です。
枕やマットレスなどを見直す方は多くても、肌着(インナー、下着とも呼ばれる)に注目する方はまだ少ないかもしれません。
けれど実は、肌に直接ふれるものこそ、実は睡眠に少なからず影響を与えているのです。
眠りと肌着に、どんな関係があるの?
…そう思った方、ぜひご覧ください。
睡眠の質に影響する「冷え」「締め付け」「静電気」「肌触り」
睡眠の心地よさを妨げてしまう要因はいくつかありますが、
ここからは「冷え」「締め付け」「静電気」「肌触り」に注目して、見ていきます。
寝入りにくい理由は「冷え」
「人は体温が下がると眠くなる」と言われます。
これは、入眠時に深部体温(体の中心の温度)を下げることで、眠りのスイッチが入るからです。
このとき重要なのが、末端の皮膚温度です。
手足が温まっていると熱がスムーズに放出され、深部体温が下がりやすくなるため、自然な眠気につながります。
足先がポカポカ温まっていると、「スーッ」と眠れる。
そんな経験、どなたでもあるのではないでしょうか。

「締め付け」が眠りを浅くする
夜、無意識のうちに感じている不快感。その一つが「締め付け」です。
・ウエストのゴムが食い込んでいる
・肩ひもやバスト部分が圧迫感を与えている
・太ももまわりが締まっていて寝返りがしづらい
このような衣服圧は、血流やリンパの流れを妨げるだけでなく、自律神経にも影響を与えることがわかっています。
睡眠中は、本来副交感神経が優位な状態が理想です。
しかし、肌着の締め付けや圧迫感があると、交感神経が刺激され、リラックスしにくくなるとされています。
さらに、身体が無意識に「不快」を感じ続けることで、中途覚醒(夜中に目が覚める)や浅い眠りの原因にもなり得ます。
「静電気」が、眠りの妨げに

ポリエステルなどの化学繊維は、乾燥した季節に静電気を帯びやすく、静電気による+イオンが血中のイオンバランスを乱し、血流低下や冷えの原因になるとも言われています。
「肌触り」は睡眠に影響する
一部の研究では、肌触りが快適な寝具環境が深い眠り(ノンレム睡眠)の割合を高める可能性があることが示されています。
また、コットン素材とポリエステル素材を比較した実験では、不快に感じる素材では皮膚電位(=皮膚のストレス反応)が大きく変動し、コットン素材では比較的安定した皮膚電位が確認されたという報告もあります。
つまり、肌が心地よく感じる素材は、脳や自律神経にやさしい働きをする可能性があるということ。
眠るときに身につける肌着は、ただの衣類ではなく、「睡眠環境」の大切な一部なのです。

睡眠の質を高める7つのヒント
ここまで触れてきた、「冷え」「締め付け」「静電気」そして「肌触り」
これらを含めて、眠りの質を高めるヒントとおすすめのグッズをご紹介します。
1 締め付けず肌触りのよい肌着(インナー・下着)・衣類を選ぶ
締め付け感がなく肌触りのやさしいマアルの肌着は、睡眠の質に良い影響を及ぼすと考えられます。
締め付けない形でストレスフリー
ウエストのゴムは、交換口があるのでお好きなフィット感に調整可能。
もちろん鼠蹊部(足の付け根)にはゴムがなく、そっと触れているだけ。
開放感が、心と身体をゆるめてくれます。
締め付けがないことで体温上昇
締め付けないことで血液やリンパの巡りを妨げず体温が上昇、冷え防止につながります。
マアルでは、県立広島大学保健福祉学部との共同研究で、マアルの締め付けない形のオーガニックコットン肌着を着用した際の下半身の表面温度の上昇を確認しました。
着用30分後の計測で、
臀部:平均+1.58℃
ソケイ部(足の付け根):平均+1.87℃
下肢:平均+1.61℃
下半身の体温上昇がみられました
縫い糸までオーガニックコットンで肌触りよく静電気が発生しづらい
多くのマアルオリジナル肌着で生地だけでなく、縫い糸にもオーガニックコットンを使用。
静電気が発生しづらく、化学繊維が苦手な方にもおすすめです。
さらに、使用しているオーガニックコットンは、栽培時のみならず生地へ加工していく工程でもできる限りやさしい方法を採用。油分と吸水性がバランスよく存在しており、ふわふわで柔らかい肌触りとなっています。
肌着だけじゃなく、体をふんわり包むオーガニックコットン100%ウエアでリラックス
できるなら、下着だけでなく、睡眠時に着る衣類も肌触りのいいふんわり体を包むようなものを。
マアルのリラックスウエアは、肌着と同じオーガニックコットン100%。
ウエストのゴムは交換口があるので、お好みのフィット感に調節できます。
やさしく包まれるだけで、体温が自然に保たれて熱の放出が促され、血流が整い、眠りやすい状態へスムーズに導かれるのです。
マアルのショーツ・パンツは、その独特の形から、初めて使われる方の中には「まずは寝るときに着てみます」と言われる方がいらっしゃいます。
睡眠時やリラックスタイムに解放感と心地よさを堪能していただき、そこから一日を通してご着用いただけたらうれしいです。
お使いの皆様からいただいたお声をご紹介します。
『感動☆身体と心が喜ぶショーツです!
初めて着けて寝た日はぐっすり眠れました。今、妊婦なのですが、パンツのゴムのあとがお腹の張りにつながると知って、購入させていただきました。締め付けもなくふわふわで最高です!産後もぜひ着用しようと思います。こんな素敵で可愛いショーツをありがとうございます。』『新月ショーツのおかげで、ソケイ部の締め付け、かゆみから解放されました。夜中、かゆみで何度も目が覚めることもなくなり、ぐっすり眠れるようになりました。本当に感謝です。』
『私は冷え性ですが、着用した初日から身体が暖かくなり驚きました!睡眠時は夜トイレに行きたくなり、いつもと言っていいほど起きていましたが、それもありませんでした。』
「肌着・下着」を着ない、という選択肢はありか
いっそ肌着を身に着けなくてもいいのでは、私はいつも何も着ないで寝ています、という方もいらっしゃると思います。
特に不安を感じたり、落ち着かないといったことがないのであれば、もちろん大丈夫。
とはいえ、お腹周りだけでも冷えないようにしたいということであれば、マアルのオリジナル腹まきでふんわり包んでいただくと、寝冷え防止なります。
2 お風呂の力を借りる
ぬるめのお湯に10〜15分ほどつかると、深部体温が上がり、
1時間ほどかけてゆるやかに体温が下がっていくことで眠りやすくなると言われています。
タイヨウノカオリ バスタブレット
吉野葛、シリカ、炭酸を配合したタブレット
よもぎの湯
よもぎだけでなく、みかんの皮、ショウガ、ヒノキ油を使った入浴剤
華密恋 薬用入浴剤 400ml
有機栽培されたカミツレのエキス100%の入浴剤
3 五感に気持ちいいものを
ふわっと肌を包み込むオーガニックコットンのブランケットは、「気持ちいい」と感じた瞬間に「オキシトシン(愛情ホルモン)」が分泌され、安心感と幸福感で、自然な眠りを後押ししてくれます。
<オーガニックコットンブランケットは間もなく再販の予定>
4 寝具は天然素材で統一を
肌に直接触れる寝具は、素材によって眠りの質に大きな違いが。
肌にやさしく、静電気を帯びにくいオーガニックコットン素材がおすすめです。
上の3で触れたブランケットとあわせてどうぞ。
5 アロマの作用でリラックス
自律神経の乱れによる不眠症状を緩和する作用を持つ「ベチバー」の力を活かしたハーブウォーター。
睡眠時だけでなく、花粉症や汗の季節にも大活躍です。
6 「暗さ」をつくる習慣
就寝前のスマホ使用は、交感神経を刺激してしまいます。
部屋の明かりを落とし、肌触りのいいパジャマやスリーパーに着替えるなど、「眠る儀式」を習慣にすることがポイントです。
光をやさしくシャットダウンするオーガニックコットンのアイマスクは、眠る儀式の一つとしておすすめです。
7 朝の光を浴びる
暗い中でぐっすり眠った後、朝の光を浴びることで「セロトニン」が分泌され、自律神経のバランスが整い、次の夜の眠気をサポート。
睡眠リズムを整えるためにも、起床後すぐの光を浴びる習慣がおすすめです。

睡眠に悩んだとき、まず「肌に触れているもの」を見直してみる
「眠りの悩み」と「肌着」なんて、結びつきにくいかもしれません。
けれど実際は、体の冷え・ストレス・締め付け・静電気などが複雑に影響し合って、
知らず知らずのうちに、眠りを浅くしていることもあります。
自分を大切に扱うことが、良い眠りのはじまり。
まずは、毎日身体に触れる肌着や寝具から、心地よいものを選んでみませんか。
記事作成:マアル 櫻木
構成:マアル 桜井

