15年前の春の新月に

今日は新月。
来月15周年を迎えるにあたり、
2010年4月の新月の日にマアルを立ち上げたことを書こうかなと思い、
昔のブログを開いたら、
予想通り、思い出の波が押し寄せてきてしまい、我に帰るのに1時間(それでも切り上げた私はエライ)。
来月予定している「マアル感謝祭」に展示する年表を作るため、過去ブログを遡る作業をしていたマアルの桜井が、
「なおさんは危険だから開かんほうがいい」と言っていた声が、何度も耳の奥にこだましていました(笑)。
危ない危ない、日が暮れるところでした。

この小さな、お粗末な写真は当時のガラケーで撮ったもの。
お分かりでしょうか?
15年経った今も健在、マアルで1番人気の新月ショーツです。
発売以来15年間、形の変更もなく、
変わった点といえばレースがこの2年後くらいにコットンからオーガニックコットンに変わったところだけです。


いっぽうこちらは満月パンツ。
裾の方が広がっています。
葉っぱを写真に入れ、一生懸命おしゃれに撮ろうと努力しているのが伺えます。。。
相変わらず写真の技は無いままですが、
この15年で携帯電話のカメラは全く別物レベルに品質が向上したんだなということがわかります。
裾のリニューアルは5年後くらいでしょうか?、白島にお店がある頃に今のすっきりした形にしました。
2010年4月のマアル立ち上げから数ヶ月は、
「新月ショーツ」「満月パンツ」という名前ではなく、
新月ショーツは「凛Rin」、満月パンツは「楽raku」と付けていました。
この満月パンツのタグが「R」なのが、その名前だった証というか。
(ブログにはどこにも書いていないんです。すごい頻度で更新しているブログなのに、どうして名前を書いていないのか、、、39歳だった自分に理由を聞いてみたい)
オリジナルのタグを作る頭もなく、といいますかこの頃はまだ今のブランドロゴもなかったので、
このRのリボンをせっせと手芸店に買いに行ってたっけ。

それが今では、見てください。こんな素敵な写真をアップできるように(涙)。
プロのモデルさん、プロのカメラマンさんにお世話になっています。
→4月25日から29日まで開催する、マアル感謝祭では、マアルの写真を撮りづけてくださっている田頭義憲さんの写真展「マアルのおしごと展」を開催します。みなさんに観ていただきたいと切に願ってます。
15年前と同じ形、生地を使っている新月ショーツ。
繊維の業界で働いたこともなく、形や生地選び、縫製の仕様など全く知らないで
「こうだったらいいのに」という理想を詰め込んで作った新月ショーツが、
こうして皆様が繰り返しお求めくださるパンツでいられるなんて、
本当に奇跡だなと思っています。
「このパンツを必要とする人はきっと私たちの他にもいるはず!」と確信し、
布ナプキンとマアルの肌着を広げる活動がしたくてたまらず、
必要とされるのであれば、どうかマアルをさせてくださいと
15年前の春の新月に願いました。
(いえ、あの頃は毎月新月の日に願っていました)
今日は、マアルの近くの空鞘稲生神社さんにお礼を述べてきました。
咲き始めた桜と、見頃の椿が並んで咲いて綺麗でした。
今夜は、新月にお礼を伝えようと思います。

かなり恥ずかしいですが、2010年新月の日のブログを。
タイムマシンがあれば、この時の私に「15年後」があることを教えようかな、いや、それは知らないほうがいいにきまってますね。
↑ブログに登場しているめぐさんは、今日もお客様と楽しそうに店で談笑していて、
この当時から手伝ってくれていた桜井は今もマアルのボス的存在でいてくれています。
さらに今ではかけがえのないメンバーたちに囲まれているよと教えたら、きっと腰を抜かすことでしょうね。