カテゴリー

アンド トゥモローってマアルの他の肌着とどう違うの?

発売から7年、これまで商品ページや特設ページにアンド トゥモローの特徴をいろいろ書いてはきましたが、他の定番商品とどう違うか?と比較はしてこなかったかも。

ということで、わかりやすく写真でご説明しようと思います。

が、まずは、マアルの肌着の大前提として、共通事項であるポリシーを。

締め付けないこと
敏感肌の人も着ていただけるよう、生地を選んでいること
縫い糸まで100%オーガニックコットンであること(濃色の久留米絣のウエアのみ綿糸)

これらを前提に、

マアルの肌着の中で最も肌あたりに特化したもの

これが、アンド トゥモローシリーズというわけです。

 

 

さて、具体的にご説明していきます。
まずプルオーバー丸首、レースショーツ、ともに
できるだけロックミシンを使っていません。

そして、
肌にあたるほうに、縫い目や折り返し部分がこないようにしてあります。

marru タンクトップ
marruアンド トゥモロー プルオーバー丸首

縫い糸はマアルの肌着は共通してオーガニックコットン糸を使用しています。
「縫い糸をオーガニックコットンにする」
言葉にすればたったこれだけですが、伸びる生地を伸びないオーガニックコットンの糸で縫うのはとても大変なこと。
熟練の腕を持つ国内の縫製工場さんにお願いしています。
アンドトゥモローは特に生地が薄いため、時間をかけてゆっくり縫う必要があります。

なぜそこまでするのか。
化学繊維の糸は、肌が敏感な人にとって痒みを感じる一因になることがあるから。
まさに私(櫻木)がそうなので、ここは譲れないポイントなんです。

そうはいってもロックミシン(ギザギザ状)は、肌に縫い糸が触れる面積が広く、
凹凸もあるので、さらに肌が敏感な状態にある方にとっては刺激になってしまう。


アンド トゥモローは、直線ミシンにすることで、ほんの少しのステッチしか縫い糸が肌に触れないようにしています。
プルオーバー丸首の裾、腕裾の部分は生地端にロックミシンを使っていますが、その箇所を外側へ折り返しているので、ロックミシン部分が一切肌に触れません。

 

パーツをとことん減らしたので、縫い合わせ箇所が減りました

marruフレンチスリーブ
marruアンド トゥモロー プルオーバー丸首

通常の作り方だと、トップスでは前・後ろ身頃に両袖の4パーツでできています。(加えて、襟や腕ぐりのテープ)
アンド トゥモローは、なんとびっくり1パーツ(プラス襟ぐりのみテープ)。
こうすることで、前後の肩の接ぎ合わせ、袖の繋ぎ合わせの存在がなくなります。
継ぎ合わせがなくなると、縫い目の肌の刺激がなくなりますが、
プラス、
軽くなるんです。
もともと薄い生地を選んでいますが、さらに、縫い目の糸が減ることでこんなに軽くなるんだなぁって体感しました。


あるお客様から聞いたお話で、ものすごく体調が悪くて衣類の重さにも身体が負けそうなとき、
アンド トゥモローなら大丈夫だったとのこと。

ご病気で入院される方へのお見舞いに渡される方もいらっしゃいます。
軽くて、動きが楽というのは、元気な時よりも辛いときほど感じること。
この軽さは企画時には意図しなかったことですが、
縫い目を減らしたことがプラスアルファにつながってよかったなと思います。


 

オーガニックコットンレースも薄いものを特注

marru 新月ショーツ
アンド トゥモロー レースショーツ

ひまわり柄が可愛らしい、オーガニックコットン100%の新月ショーツのレースですが、
アンドトゥモロー用には、基布(ベースとなる生地)を薄手に、模様も少なくあしらったエンブロイダリーレースを制作しました。

足ぐりの縫い目も、前述の通り、ロックミシンを使わず、折り返しを外側にした直線ミシンを使用しています。

 

「あってよかった。」
体調を崩した時、心からそう感じることができる肌着を、作っていられることが幸せです。
必要な方の目にとまりますように。