マアルの肌着から繋がる女性自立支援
今日3月8日は国際女性デーということで、
bioReが運営する様々なプロジェクトの中から女性の人権に関わるものの一部をご紹介します。
bioReプロジェクトは、
オーガニックコットンを契約農家から適正な価格で買取るだけではなく、
基金を設け、理念に賛同する法人や個人からの寄付によって、
この地域の方々が自立して生活していくための様々なソーシャルプロジェクトを実施しています。
写真は、2017年に櫻木が撮影した実際の学校や女性の自立支援のセンターを訪れたときの様子。
インドでは女性の就労はまだまだ一般的ではないため、技術を身につけ就労機会を増やし、できた作品を買い取り販売する取り組みがあります。
私がお邪魔した際も、古い自転車を改造して作った糸紡ぎ機で、糸を紡いだり、コーンに巻き直したり、
手作りの機織り機でカラフルな布を作る女性たちの姿がありました。
道具もなんとかして手に入れられるようなものを使うことで、働いて収入を得ることが具体的になっていると聞きました。
学校では、男女が席を並べ、先生の言葉ひとつひとつを聞き漏らすまいと一生懸命学ぶ姿がありました。
インドでは識字率が低く、子どもも働き手となって家族を支える場合が多いため、
男女ともに学校へ行けることが当たり前ではありません。
まして、男女間で賃金格差もあり、男の子から学校へ、となることも多いそうです。
この学校は、bioReの契約でオーガニックコットンを栽培している農家のお子さんは無償で通えます。
マアルの肌着をお使いくださることは、
巡って、
こうした取り組みの一部を支えることに繋がっています。
女性の就労が当たり前ではない国があること、
学校へ行けることが当たり前ではないこと、
実際目にすることで、これまで感じていたことの何倍ものまとまらない思いが生まれ、
Ippo(マアルで出しているレポート)を書くまで半年もかかりました。
それでも感じたこと十分の一も書けないままです。
ippo vol.10 「マアルの肌着ができるまで 前編 綿から糸へ」
https://marru.net/blog/ippo10/