しょうぶ学園の施設長 福森伸さんがこれまでのしょうぶ学園の歩みを綴った本。
「ありのままでいい」という現在のSHOBU STYLEになるまで試行錯誤された取り組み方や、
障がいがある人たちとのエピソード、
たくさんの葛藤、溢れる想いに心を打たれます。
「しょうぶ学園」って何?ってご興味を持たれたらぜひこの本を読んでいただきたい。
世界から注目を集める「しょうぶ学園」の考え方とは。
障がいの有る無しに関わらず、現代社会に窮屈さを感じていらっしゃるかた、
子育てや対人関係に悩んでいるかた、
様々な視点で読んでもきっと発見があることと思います。
「ありのままがあるところ」
【目次】
第1章:心ここにあらざれば見て見えず
木くずになるまで彫る
しょうぶ学園で働きはじめた理由
できないことができるようになるとは?
固く縫い上げられた布
傷跡が装飾に見え始める
「五〇歳を過ぎれば誰も相手にしない」(他)
第2章:できないことはしなくていい
雨の日のふたつの出来事
選べることと迷うこと
相手に寄せず引かず自分を保つ
できることからの発想――教えないということ
私が私を愛する――I LOVE ME.(他)
第3章:「今・ここ」でかなう自己実現と自己満足
健常者の知恵の特徴を自覚する
彼らのしきたりを尊重する
音パフォーマンスotto&orabuの誕生
共鳴する不揃いな音があった
自分をさらけ出す試み(他)
第4章:人が生まれ、生きているということ
時の流れと見えない世界
コミュニティーの中に共存する+特別な居場所をつくる
間違えたら進路を変える
自分そのものとして生きる姿を知らせる
たった今の充足
世の中に合わせるということ(他)
おわりに
【著者 福森伸 ふくもりしん】
1959年鹿児島県生まれ。知的障がい者支援施設しょうぶ学園統括施設長。1983年より「しょうぶ学園」に勤務。木材工芸デザインを独学し、「工房しょうぶ」を設立。特に2000年頃より縫うことにこだわってプロデュースした「nui project」は、国内外で作品が高く評価されている。また、音パフォーマンス「otto&orabu」・家具プロジェクト・食空間コーディネートなど「衣食住+コミュニケーション」をコンセプトに、工芸・芸術・音楽等、新しい「SHOBU STYLE」として、知的障がいをもつ人のさまざまな表現活動を通じて多岐にわたる社会とのコミュニケート活動をプロデュースしている。
福森伸 著
228頁
晶文社
マアル10周年記念企画 「まあるくつながろう マアルwithしょうぶ学園」の開催に先駆けて、
「しょうぶ学園とは?」とご興味をお持ちになった方へお渡ししたくて、
マアルで取り扱いをさせていただくことになりました。
1冊まで A4サイズ/厚さ3cmまで/ポスト投函
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