くらしきぬのpop up shopが素souの店頭とオンラインショップで始まりました。
今月は「冷え」のこと、「布ナプ」のことについてスタッフとブログを書いていこうと思います。
まずは私の「冷えとり」のおもひで、から(誰の参考にもならない日記になりそう 汗)
いわゆる「冷えとり健康法」と出会ったのは19年前。
娘と、私の発症したばかりのアトピーに、藁をもすがる気持ちでなんとかしたいと、いろんな自然療法を試している時でした。
「ピン!」と来たらとことんやらなくちゃ気が済まない性格なので、
それはそれは、のめり込みました。
そのころ、横浜のとある古民家で「冷えとり研究会」というのがあり、
靴下の重ねばきはもちろん、
「冷えとり味噌」を仕込んだり、
冷えとりレシピを習ったり、
心の冷えは体の冷えの数千倍、的なお話会から
見るもの聞くもの新鮮で、
その頃同時進行で夢中だったマクロビオティックと重なるところも多く、
楽しかったなぁ。
(その頃の私は全身からアトピーが噴き出している状態でしたが、
知らなかった世界がすごい勢いで広がっていった時期でもあり、
毎日が実験のようで大変だけど楽しいという、今思えば貴重な時期でした)
シルクとコットンを重ねに重ね、8枚の時期もありましたっけ。
陶器の湯たんぽと出会ったのもその頃。
毎日半身浴をたっぷりし、
シルクの毛布を使っていました。
ガチの冷えとりをしながら、パンツまでは頭が働かず、
ワンサイズオーバーではあるものの、普通のショーツを履いていました。
甘かった、、、私。
そして、頭が忙しかった。
今なら、いろいろ、うまくいかなかった盲点が見えてくる。
けど、まあ、それはそれ。
本人が楽しんでいたし、
何事もがっちり一度、本気でやってみるのが何においてもいいなと思っています。
最初から「なんちゃって」では、見えないことがたくさんある。
ありがたいことに、
そんな真っしぐらな私を、当時の夫も母も止めなかった。
今思えば本当に感謝です。
私なら余計な一言二言三言、、、言っちゃうかも。
「冷えとり」するならパンツを天然繊維の締め付けないもの(やっぱりマアルが一番いいと思う)にするのは必須条件だと思います。
いくら靴下を重ねても、パンツが化学繊維で鼠蹊部締め付けていたら本当に残念。巡るものも巡りにくいからです。
その後、
さらに症状はすすみ(当時はめんげん、と思っていたし、実際そうだったのか、悪化していたのか、よくわかりません)、
沖縄の宮古島の祖父のもとへ、療養を兼ねて娘と母と過ごした数ヶ月がありました。
祖父は定年後、野口整体の先生をしていて、亡き今も「おじいちゃんと話したいなぁ」と思うことが時々ある、尊敬する一人です。
その祖父が、
幾重にも重ねた私の足元を見て「ここではやめなさい」と一言静かに言いました。
祖父の世話になるのだから、祖父に従おう。
3ヶ月後、私と長女は、つるつるになって横浜に帰りました。
毎日の砂浴がよかったのか、
宮古島のマイナスイオンが癒してくれたのか、
祖父の手当が効いたのか、
とにかく、
あれほどいろいろ夢中になっていたことから、ひと息つくことになったのが宮古島での体験でした。
で、アトピーが終わったかといえばそうではなく、
また徐々に出てくるという続きの話があるのですが、それはおいといて。
一旦離れた冷えとりですが、
これは私の体にはとてもあっていたようで、
体調が崩れそうな時、普段、と、重ねる枚数の増減も体感でわかるようになったし、
今ではそこに気が向くか向かないか、も加わり、
かなり自分勝手な冷えとりをしています。
かれこれ20年近くのお付き合いになって、
喉が痛かったら塩水でうがいするように、
毎日の養生のひとつとして冷えとりが常に身近にあって、
本当に良かったなと思っています。
そんなルーズな冷えとりをしている私の一番お気に入りの5本指ソックスは、
「内絹外ウール5本指ソックス」。
足首の締め付けなさ、
なんといってもふわっと柔らかな風合い、
1枚で2枚分美味しい、
いいこと尽くし。
冬の間は、
基本的にこれを1枚目に履いて、上にくらしきぬのカバーソックスや、
リループの先丸ソックスを履くのが定番です。
これからも頭寒足熱をベースに、
運動しながらプラスアルファ、衣類の力を借りて過ごしていこうと思っています。