風衣fu_i 縫製工場に取材してきました!
こんにちは、スタッフユウイです。
少し前になりますが、初夏の風が吹く気持ちの良い季節に、
大分県にある縫製工場、株式会社ダイナンさんへお伺いしました。
株式会社ダイナンは1972年に大分県大分市に創業。
誰もが知っている子ども服からあの憧れのブランドまで、多種類の縫製を受注されています。
マアルも一部商品をお願いしており、実は7月に新発売した「風衣fu_i タンクトップ」もこちらで縫製されました。
今回は、マアルの商品がどのようなところで、どのような人たちによって、どのような想いで作られているのか。
スタッフユウイ目線でお伝えします。
早速工場に潜入!
私たちを笑顔で迎えてくれたのは、株式会社ダイナンの但馬社長。
社長自ら、工場内を案内してくださいました。
スタッフみなさん、お揃いのユニフォームを着ているのですが、それがとってもかわいい。
聞くと、創業50周年を迎えブランディングの取り組みをしており、ユニフォームの一新もその一環なんだとか。
スタッフが中心となり、久留米絣の生地で、オリジナルデザインで作ったとのこと。
自分たちで作ったユニフォームは、きっと愛着が湧きますね。
他にもスタッフ休憩室をリニューアルし、働きやすい環境づくりをするなど、随所でスタッフをとても大事にしているということが、社長のお話から伝わってきました。
noteでブランディングの様子が紹介されているので、こちらもぜひ!
→https://note.com/dainan_note/
大きな裁断機にわくわく
但馬社長の奥に見えるのが裁断機。
ここでは、原反と呼ばれる大きな生地(生地がロール状に巻かれたもの)から、製品の形に生地を切っていきます。
実際裁断しているところも見せてもらいましたが、大きな機械がシステマチックに動くので感動してしまいました。
マアルの大切なオーガニックコットンの生地も、ムダがでないように計算され、裁断してくださっています。
そしてアイロンエリアでは、1枚1枚丁寧にアイロンがけをしています。
その手元はさすが職人技!丁寧な手つきで、そして素早い。
風衣fu_iの縫製風景
今回伺ったときは、ちょうど7月の発売に向けて風衣fu_iを縫製しているタイミングでした。
風衣fu_iの縫製を担当してくれていたのは、素敵な笑顔が印象的な海外から来た技能実習生。
ダイナンさんでは100名程のスタッフのうち、20名程が技能実習生だそうです。
風衣fu_iで使用している生地は、90番手という細い糸から織ったローン生地。
ローン生地は薄く滑らかな触り心地が特徴です。
薄く滑りやすいのでただでさえ縫製はしづらいのですが、さらにマアルはオーガニックコットンの縫い糸で縫っているため、きれいに仕上げるには熟練の技が必要。
実際に1枚1枚素早くそして丁寧に縫製され、風衣fu_iが出来ていく様子を目の前で見ると、たくさんの人が関わりながら1つの商品が出来上がるありがたさと嬉しさが込み上げてきます。
「国内縫製」を続けることのむずかしさ
マアルの製品は生地だけでなく、縫い糸までオーガニックコットンを使用していたり、良いものをお客様に届けたいという想いから通常のアパレルよりもこだわる点が多く、
実は国内の縫製工場に依頼をしてもなかなか受け入れてもらえなかったり、逆に工場側の事情(高齢化や人材不足など)で取り引きを辞めざるを得ないことが過去にもあり、工場探しは常に課題です。
そのような中で、ダイナンさんはマアルの細かいこだわりにもしっかり向き合ってくださり、応えようとしてくれます。
風衣fu_iが無事発売の日を迎えられたのも、ダイナンさんのおかげです。
今着ている服、どこで作られているか知っていますか?
「日本製」とひとくちに言っても、その素材がどこで作られて、どこで生地になり、どこで縫製されているのか、知っている人は少ないと思います。
すべて知りたいと思っていても、消費者という立場ではなかなか難しいのが現状です。
マアルは「本当に気持ちのいい肌着」=「素材や形だけでなく、原料から製造、販売まで気持ちがよくフェアに繋がりあえるもの」と考えています。
生産過程にも透明性を持たせ、自分が着ている服がどのように作られたのかお客様にも知ってほしいという思いから一部商品に「バーチャル・トラベル・チケット(旅行券)」を同封しています。
バーチャル・トラベル・チケットとは?
コットンの栽培地から縫製、そしてお客様の手に渡るまで、
どのような人と場が繋がっているのか、
バーチャルで旅をしながらご覧いただける、旅のチケットです。
肌着に同封しているQRコードを読み込むことでご覧いただけます。
自分の服がどこで作られているか知ることのできるこの取り組みを、今後も広げていきたいと思います。
今回紹介したダイナンさんで1枚1枚丁寧に作っていただいた、風衣fu_iもぜひお試しくださいね!
商品ページはこちら→風衣fu_i
実際の現場を見ることができる、工場への取材は私もとってもわくわくしました。
またどこかに取材が出来る機会があれば皆さんにもご紹介させていただきますね。