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先日、今年で創業100周年を迎えられた広島市立広島商業高校さんへ行ってきました。

この高校は新たな時代の商業を積極的に学んでいらっしゃって、ユネスコ憲章に示された理念にのっとり、
「持続可能な社会の創り手」の育成に向けた教育活動に取り組んでいらっしゃいます。

この高校では、有名な「ピースデパート」という取り組みがあり、
学生が実際に模擬株式会社の社員、経営者陣となって、
企業から仕入れた商品を販売することで商業を学んでいらっしゃるそうです。(これが本当に面白そうでした!わたしもやってみたい!)

 

「キャリア教育実践」という授業の中で、
「起業家教育」というのを始められ、「実際に起業した人の起業に至るストーリーや起業の面白さ、大変さ、やりがいを聞く」という企画がスタート。
その「起業家」というものにお声をかけていただいたのが、

拙者でございまする(なぜかそんな感じになる、、恐悦至極に存じまする)・・・

経済産業省 中国経済産業局さんにお声かけていただき(後述)、

わぁー、楽しそうだー!と大喜びでお引き受けしたものの、
近づくにつれ、押し寄せる不安と緊張、、、(笑)。

 

お客様に向けて、自己紹介的にでマアル を始めた経緯はなんどもお話ししたことがありますが、
今回は「このおばさん、何の仕事している人?」そういう全校生徒のフラットな目線から始まるわけですから、

どうしてこういうパンツを作っているのか、という話もしたいし、
どういう学生だったのか、という話も含めた方が自分たちに置き換えてイメージしやすいかな、とか
初めてのコンサートはWe are the worldに夢中になっていたのでマイケルジャクソンだったとか言ったら高校生食いつくかな?(娘達には止められましたが言っちゃいました、そしてたぶん食いついてない^^;)とか、

話したいことが膨らんでは消し、膨らんでは消し、、。

 

持ち時間30分、
うっかり延ばしちゃったらチャイムがなってしまうし、
パワーポイントを使いながら時間内に終わらせる緊張感たるや!

いやはや、新鮮な体験でした。

 

校長室にて、オンライン放送。

校長室には、校長先生や教頭先生はもちろん、
ピースデパートの幹部4名様(学生さん)がいらっしゃいました。
専務取締役営業本部長、様とか
市商銀行頭取、様とか!
名刺をいただき「おおー、頭取!」、「わぁー、専務!どうもどうも」と。



画面を通じ、18クラス、653人の全校生徒さん達がご覧になっている、という実感が湧かないまま、横にいる幹部4人の生徒さん達のほうを向いて話しそうになるのを、いかんいかんとカメラに向かう、の繰り返しでした。



オンライン放送が終わった後、ピースデパートの幹部のみなさま(生徒さん)と。
みなさんいろんな視点で気付きをお伝えしてくださって、
私はただただ、わぁーーすごいなぁーーと感銘を受けるばかりでした。

この年頃で、自分が感じたこと、思ったことをこんなに大人達が見つめる前で話せるって、本当にすごい!新しい時代だ!
これも日頃の授業で得られたのでしょうか。
すごいなぁ、、(しつこいくらいにそう思いました)。

名刺交換も、司会進行も、校長室への入室・退室の所作も、
すごいしか出てこないくらいしっかりしていらっしゃいました。
よっぽど私のほうが出来てないので恥ずかしく、勉強になりました。

まずはこういうことを身につけていたら、どこへ行っても大丈夫!とさえ思います。
私が高校生のときなんて、もう、ああ、なんだこの違いは。

私の話を聞いて感じたことを伝えてくださっている図。
フェアトレード、というキーワードがとても響いた方が多く、
日頃からSDGsの勉強を熱心にされていらっしゃるのが見受けられました。

(そうなってくると私も「もっと話したいー!」とつい身を乗り出してしまう)

校長先生、経済産業省のみなさま、教育委員会の方、ピースデパート幹部のみなさまと。
(今回ブログで使用した写真すべて公開の許可をいただいております)

お声をかけてくださった経済産業省の伊東さん、
実はマアルを始める前、10年以上前からのご縁があります。
まだ幼稚園とか小学校低学年だった娘2人を連れて出店した時に何度かご一緒させてもらい、よくうちの子達と遊んでくださったなぁ。「アサラトのお兄ちゃん」と覚えているくらいです。

どこでどんなご縁が繋がりつづけているか、わからないですね。

またひとつ、
本当に貴重な経験をさせていただきました。


すごく楽しかったのと、
パワーポイントの画面の作り方に反省が多かったので、
あと何回でもやらせていただけるならやってみたい!です(笑)。


就職だけが進む道じゃなく、
様々な選択肢があって、
そのひとつの選択肢として「起業」というのもあるんだよ、と知ってもらえたら、と先生はおっしゃっていましたが、
こんな「気がついたら起業だった」「40歳からまさかの」みたいな私の経歴が少しでもお役に立てられたら幸いです。