妊娠すると、お腹の赤ちゃんに栄養を届けるために増加した血流を循環させようと、血管がゆるんでいきます。
さらに、血液が心臓に向けて戻る際に通る血管の逆流防止弁(血液が逆流しないように体のあちこちにある弁)の働きが鈍くなってしまうため、むくみで悩む方が増え、静脈瘤ができてしまうこともあります。
また、妊娠中はホルモンバランスが変わることで、精神的に浮き沈みが大きくなったり、匂いに敏感になったり、肌が過敏な状態になったりします。
さらにオリモノが増え、下着の蒸れや不快感に悩む方が少なくありません。
マアルのショーツは、ソケイ部を締め付けないカタチになっているので、体のすみずみまで循環している血液やリンパのめぐりを遮りません。
締め付けないことで冷えやむくみの度合いがかなり違うことは、県立広島大学との調査や、たくさんのお客様からのお声によって明らかになっています。
大切な時期だからこそ、体内のめぐりを妨げない肌着を選びたいものです。
参考→下着と冷えの関係
そして肌に密着せず通気性に優れたカタチになっているため、蒸れにくくなっています。
おへその上までカバーするショーツを履くと、妊娠後期、息苦しさを感じる妊婦さんがいらっしゃいます。
大きくなってきたお腹が胃を圧迫するのと同時に、ショーツの伸縮性がお腹に圧をかけるからです。
マアルのショーツは、びっくりするほど股上を浅くしています。
骨盤のところにベルト部分が来るので、ウエストのゴムがお腹を押さえつけません。
マアルの肌着は、身頃はもちろん、縫い糸まで、オーガニックコットン100%。
元々アトピーで苦しみ、身につけられる肌着が見つからずに苦労したその経験を基に作り上げた肌着なので、可能な限り肌刺激が少なくなるように考えられています。
化学繊維のポリエステルやポリウレタンは、帯電性が高く、日中活動をしていると摩擦によってより一層体に静電気を呼び込みます。
この静電気が+イオンを発生させることで、体内のイオンバランスが崩れ、結果として血流が悪くなってしまうのです。
マアルが選ぶフェアトレード「BioReプロジェクト」で作られるオーガニックコットン「生成り」「茶」は、余計な化学物質を使うことなく優しく布に仕上げているため、綿自体の保有する油分が残り、肌が乾燥しにくいという利点があります。
これにより、静電気の発生率が低い綿が、さらに帯電しにくい状態になっています。
参考→素材の選び方(静電気)
妊娠して大きくなっていくお腹は骨盤より上の部分なので、骨盤のところにベルトがあるマアルのショーツは、ずっと履き続けることができます。
さらに、ブランドタグの内側にゴム交換口を設けていますから、妊娠後期に骨盤が開いてショーツのウエストが苦しくなった時は、長めのゴムへ交換が可能です。
そして産後、体型が戻ったら、元のゴムに戻せば履き続けることができるのです。
お腹が膨らみはじめる5ヶ月目頃から出産までの約5ヶ月間しか着られないショーツ、いわゆる「マタニティショーツ」を用意する必要はありません。