春を待つ

 

■ 「春を待つ」 満月パンツ   −数量限定商品−

 

2016年立春の日。  オーガニックコットンの生地にものがたりが生まれます。

「絵=柄」は、よつめ染布舎。
型を掘り、餅米と糠と石灰で糊を練り上げ、
糊を置き、一色一色端正込めて仕上げた型染めです。

■ よつめ染布舎 「春を待つ」が出来るまで

大分県国東半島にある古民家で「よつめ染布舎」を営む小野豊一さん。
伝統工芸の型染め職人でもあり、グラフィックデザイナーでもある小野さんが描いた数多くの絵柄の中から、
自然に導かれるようにしてマアルが出会ったこの柄。
小野さんは、手書きのデザインをパソコンに取り込み、パターン化して型紙に写し込んだ後、
手作業でひとつひとつ切り抜くことで型が出来上がります。
 









 


   

炊いた餅米に糠と塩、石灰、水を混ぜて練り上げ、糊を作ります。
マアルが小野さんに渡したオーガニックコットン・ガーゼを広げ、型を置き、
糊をヘラで縦方向、横方向と何度も重ね、均一に伸ばしていきます。


   

図柄が繋がるように綿密に計算された型ですが、糊置きの際にずれてしまっては元も子もない。
外すとき、置くとき...慎重な作業を何度も繰り返してようやく5mの糊置きが終了します。
立体的に置かれた糊の姿は圧倒的な迫力があります。


   

糊が乾くと、いよいよ色づけ。特に細かいこの図柄は、刷毛を生地に垂直にしてポンポンと色をのせて。
紫を落とし、グレーを落とし、最後に薄紅をひいていきます。隣り合う色と色が微妙に滲みあう、
その一期一会の「滲み」こそ、型染めの魅力でもあると小野さんは言います。


自然乾燥で色づけした生地を乾かした後は、糊を湯で洗い落とします。
糊があったところは色が入らないため、生地が白く浮かび上がります。
この瞬間が一番好きだという小野さん。
最初に描いたデザインが、ここで初めてテキスタイルとなって産み出されます。乾かして生地が完成。
ここから、マアルの手に渡り、職人が一枚一枚、オーガニックコットンの糸で縫い上げます。

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photo/大前洋和, ③④小野豊一
よつめ染布舎   小野豊一さん

1982年 広島県生まれ よつめ染布舎。
陶芸家の奥様 岡美希さんと小野さんの作品を展示・販売する「すずめ草」を同所で運営。
知人と国東半島ローカルウェブマガジン
「半島波」http://hanto-nami.com を製作・運営中。

よつめ染布舎HP http://www.yotsume.co 
 

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